










【商品詳細】
サイズ 12×13×9.8cm
重さ 290g
容量 8分目で約200㏄ ※水切れ良好
【ギフトラッピングについて】
※こちらのアイテム1点をギフトラッピング御希望の方は別途【ギフトラッピング300円】をお買い求めください。
※他作品と合わせた2点を一緒にラッピング希望の場合は【ギフトラッピング400円】をお買い求めください。
【お取り扱いについて】
・電子レンジ:不可
・食洗機:可 ※使用可能ですが器の転倒や衝突には十分お気を付けください。
◆作品説明
落語の「抜け雀」がモチーフの作品。
~落語 抜け雀 あらすじ~
とある宿場町の宿屋に汚い身なりで泊まった若い男。
男は毎日酒を飲んで外に一歩も出ない。さすがに怪しいと心配する宿屋の女将さんにせかされて、宿屋の主人が勘定の催促をしにいく。
すると男の正体は一文無しの絵師だとわかる。
男は「自分は絵師だから宿代の代わり」にと、衝立に五羽の雀の絵を描き「必ず戻るから誰にも売るなよ」と言い残して去っていく。
翌朝になって驚いた。戸を開けると、描かれた雀達が衝立から飛び出してエサを食べて戻ってくる。
これを機に店は「雀のお宿」と呼ばれ大繁盛、この衝立には1000両もの値がついたが、約束があるから売るわけにはいかない。
そこへある日現れた老人が
老人:
「このままでは雀たちはそのうち落ちて死ぬから、休むところを描いてやろう」
と言ってその絵の上に止まり木と鳥かごを描いて去っていった。
すると雀たちは飛び出してエサを食べて帰ってくると、鳥かごの中に入って休むようになり、これまた大評判。
おかげで雀は元気だし、衝立にも2000両の値が付いて、売ってくれ売ってくれと方々から声がかかり、ついにお殿様の大久保某の耳にも入り、是非にとお願いされたが「約束だから」と主人はそれらをすべて断った。
ある日 宿に立派な身なりの男が現れた。よく見るとそれは衝立に雀を描いた絵師の男。約束通り戻ってきたのだ。
主人は老人が衝立に止まり木と鳥かごを描いたことを話すと男は慌てて二階へ。そして衝立を見るなりひれ伏して
絵師:
「これを描いたのは父だ。親不孝をお許しください…」
と泣き出した
主人:
「とんでもない親子二代で名人だ。あなたは立派な孝行息子ですよ」
絵師:
「主人、絵を見てください。大事な親をかご描き(駕籠かき)にしてしまった…」
―抜け雀 解釈―
親を駕籠かきにしてしまった、という落ちと駕籠かきと親不孝の関係について。
宿場や旅籠で客を待っている駕籠かきは重労働な上に少々嫌われる職業でした。
駕籠かきの多くはアウトローな人たちで、強引な客引きや目的地に着く途中で運賃の他に法外な酒手(チップ)を要求したりしたためです。
「籠を書かせた」ことと親をそのような駕籠かきにしてしまったとなると親不孝ものだ…というダジャレオチということになります。
※引用:落語あらすじ.com
https://rakugo-arasuji.com/rakugo-nuksuzume/
【note】
「陶芸家 梅本尋司さんを訪ねて」
https://note.com/nobuchika0919/n/nb388868d25f4
【器の使い始め】
和食器(陶器)は全般的にご使用前の目止めが必要となります。
目止めによって貫入に染み込む汚れを若干抑え、また土の荒い目を塞ぐ役割があります。
何回か繰り返し行うと効果的です。
また、定期的に目止めをすることで細やかなヒビを塞ぎ商品を永く愛用することが出来ます。
・小さなものの場合
1.お米のとぎ汁(濃いめ)を鍋に入れてよくかき混ぜます。
2.商品を汁の入った鍋に入れてから弱火で10~20分ほど煮沸します。
3.温めたあと取り出してゆっくり冷まし、冷めきったらぬめりを落とすように水洗いをし、しっかり乾燥させて完了です。
・大きいものの場合
1.鍋に入らない大きいお皿などは応急処置として、器をしっかりと乾燥させた後、その中に煮詰めて薄い糊状にした「米のとぎ汁」を直接流しいれます。
2.1~2時間経ったら器から流し、拭き取り、その後器を洗って下さい。
文:梅本尋司