サイズ 9×9×1㎝
~お取扱いについて~
・電子レンジ:不可
・食洗機:不可
今回の作品のモチーフは、ミウラさんが生まれ育った中津川の里山の風景を思い起こしながら描かれたものだそう。
冬の間休眠していた田畑の畔に、野花がいっせいに芽吹き、朝日の中を鳥が舞っている様子をガラスの中に込めた作品達となります。
パートドヴェールはガラス粉をベースに作られる事によりボディに細かい気泡が内含されますが、その気泡の存在とモチーフの花や鳥達が相まって、幻想的な雰囲気を醸し出します。
◆パート・ド・ヴェール
パート・ド・ヴェール技法とは、最初に原型を作り、それを元に石膏型を制作します。
その後、彩色及びボディ成形をガラス粉を用いて行い、炉で焼成。
窯出し後にその石膏を壊して中から取り出す為、石膏型で制作するものの、その型は1度しか使えません。
最後に取り出した本体を自分好みのテクスチャになるまで磨き、ようやく完成に至ります。
紀元前約100年頃にパート・ド・ヴェールを衰亡に追いやった吹きガラスとは異なり、圧倒的非効率な技法ですが、それだけに吹きガラスでは叶わない視覚的魅力を持ち合わせています。
◆ミウラユリナ
Profile
1988 年 岐阜県に生まれる
2012 年 金沢美術工芸大学デザイン科卒業
2015 年 都内デザイン会社に勤務後独立
2019 年 自宅に工房「Nakaya」を構えパートドヴェールの制作を開始
2020 年 アトリエ mono 櫻井典夫氏に師事
オーダーを中心に作品の販売を始める
2022 年 実家の岐阜県で養蚕をスタート 神奈川県と岐阜県で 2 拠点生活
2023 年 クラフトフェアまつもと出展